無菌室でのタッチレス入退管理
公開日:2024.03.19|更新日:2024.07.18
「カメラや静脈認証が使えない無菌室で非接触で入退管理」
無菌室は、病院や研究施設などで見られる極めて清潔で制御された環境です。細菌やその他の微生物の侵入を防ぐために、入退室する際の厳格な管理が必要です。一般的な入退室管理方法は、時に物理的な接触を伴い、交差汚染を引き起こすリスクがあります。また、防護服を着用している場合は生体認証が困難になります。
この問題を解決するために、RFID技術を利用したタッチレス入退管理システムが注目されています。このシステムは、物理的な接触を一切必要とせずに、個人を特定し、無菌室へのアクセスを制御することができます。入室制限・滞在時間管理を行うことで、安全性と効率性が大幅に向上し、交差汚染のリスクを抑えることができます。
目次
RFタグ
防護服の中に携帯するだけ。完全ハンズフリーでかざす必要はありません。
LFトリガー磁界
入退場を認識する場所に機器を設置し、トリガーコイルから異なるIDのトリガー磁界を2つ出力します。
トリガー磁界でタグを検知、トリガーIDによって誤認識がない
タグを携帯して磁界に入ると電波を発信します。受信機で時刻を付与、トリガー磁界のIDとタグIDで作業者の場所を特定します。磁界の外では発信しないので、電池が長持ちします。
無菌室への入退室を管理(記録・入室制限・監視)
dokoja(位置情報・動態管理システム)
各種機器構成例
室内ドアの入退管理(クラウド)
室内ドアの入退管理(オンプレミス)
車両の入退管理(クラウド)
位置検知(クラウド)
ミツミ電機株式会社 千歳事業所
詳しくは、以下のリンクからお客様の声をご覧ください。
お客様の声「従業員や協力会社様やお取引様のご家族の為にも、早期安否確認が必要」
レースタイム計測での豊富な実績
1990年代まで、自転車レースの計測はビデオカメラと目視で行っていました。1993年に、弊社がレース用非接触ICタグの開発に着手し、1999年世界ではじめて製品化を実現しました。それがセミアクティブRFIDシステムの始まりです。今では自転車レース計測の国内シェア90%以上を誇ります。
自転車レース以外にもマラソン・駅伝、トライアスロン、モトクロス、競馬(トレセン)などのレース競技で豊富な実績があります。レース計測にも使える検知性能の高さ、堅牢性の高さが、弊社の製品が選ばれる理由のひとつです。
【レースでの主な実績】自転車ロードレース(ジャパンカップ、ツアー・オブ・ジャパンほか)、マラソン・駅伝(大阪国際女子マラソン、全日本実業団駅伝(ニューイヤー駅伝)ほか)、JKA 日本競輪学校 など。
弊社のセミアクティブRFIDシステムは、高い検知性能が求められる自転車レース計測技術をベースにし、トリガーID技術でより高精度になった他にはないRFIDシステムです。高速移動体や複数の人をハンズフリーで確実に一括認証したい時に最適な選択です。
安心安全ソリューションでの豊富な実績
弊社のRFID製品は、建設現場の事故防止や児童の登下校見守りといった、安心安全ソリューションで多くの実績があります。
命を守るソリューションにも使える安心感が、弊社の製品が選ばれる理由のひとつです。
RFID技術を用いた無菌室でのタッチレス入退管理システムの導入は、医療および研究施設の安全性と効率性を向上させることができます。厳格な衛生管理が要求される環境内での人の動き(入退室)を管理することが可能になります。
私たちは、自社の製品を通じて、医療および研究施設の安全で効率的な環境の実現を目指しています。