作業時間の自動計測
公開日:2024.03.06|更新日:2024.07.05
「作業者の勤務時間、機械ごとの作業時間を自動で記録」
製造業における競争の激化と、働き方改革の推進により、作業者の勤務時間管理はこれまで以上に企業の重要な課題となっています。適切な勤務時間の把握は、作業者の健康と生産性の向上、法令遵守、そしてコスト削減の観点からも非常に重要です。しかし、従来の手動での時間記録や自己申告に基づくシステムでは、精度が低かったり、時間と労力がかかったりする問題がありました。このような背景のもと、製造業の現場で作業者の勤務時間および作業時間を自動で記録するソリューションが注目を集めています。これらのソリューションは、時間記録の精度を向上させると同時に、管理者と作業者の双方にとっての手間を大幅に削減します。
RFタグ
作業者がタグを携帯します。完全ハンズフリーで意識する必要はありません。
LFトリガー磁界
作業時間を計測する機械・場所に機器(POWERTAG unify)を設置し、トリガー磁界を出力します。
トリガー磁界でタグを検知、トリガーIDによって誤認識がない
タグを携帯した作業者が磁界に入ると電波を発信します。受信機で時刻を付与、トリガー磁界のIDとタグIDで作業者の場所を特定します。磁界の外では発信しないので、電池が長持ちします。
作業者ごとの作業時間を計測
作業機械にそれぞれ別IDのトリガー磁界を設置し、作業ごとの時間を計測します。
dokoja(位置情報・動態管理システム)
各種機器構成例
室内ドアの入退管理(クラウド)
室内ドアの入退管理(オンプレミス)
車両の入退管理(クラウド)
位置検知(クラウド)
レースタイム計測での豊富な実績
1990年代まで、自転車レースの計測はビデオカメラと目視で行っていました。1993年に、弊社がレース用非接触ICタグの開発に着手し、1999年世界ではじめて製品化を実現しました。それがセミアクティブRFIDシステムの始まりです。今では自転車レース計測の国内シェア90%以上を誇ります。
自転車レース以外にもマラソン・駅伝、トライアスロン、モトクロス、競馬(トレセン)などのレース競技で豊富な実績があります。レース計測にも使える検知性能の高さ、堅牢性の高さが、弊社の製品が選ばれる理由のひとつです。
【レースでの主な実績】自転車ロードレース(ジャパンカップ、ツアー・オブ・ジャパンほか)、マラソン・駅伝(大阪国際女子マラソン、全日本実業団駅伝(ニューイヤー駅伝)ほか)、JKA 日本競輪学校 など。
弊社のセミアクティブRFIDシステムは、高い検知性能が求められる自転車レース計測技術をベースにし、トリガーID技術でより高精度になった他にはないRFIDシステムです。高速移動体や複数の人をハンズフリーで確実に一括認証したい時に最適な選択です。
安心安全ソリューションでの豊富な実績
弊社のRFID製品は、建設現場の事故防止や児童の登下校見守りといった、安心安全ソリューションで多くの実績があります。
命を守るソリューションにも使える安心感が、弊社の製品が選ばれる理由のひとつです。
製造業界における労働時間管理の自動化は、企業と従業員双方にとっての価値を提供します。正確で透明性の高い勤務時間記録は、従業員の健康と満足度を向上させ、生産性の最適化を実現します。また、時間とコストの削減は企業の競争力を高める上で不可欠です。
私たちは、自社の製品を通じて、製造現場の安全で効率的な作業環境の実現を目指しています。