患者照合・取り違え防止
患者ごとにRFIDタグを付与し、検査・治療の現場で患者を自動認証。人的ミスや確認作業の負担を大幅に軽減し、「本当に正しい患者に、正しい医療を提供する」ための仕組みを強力にサポートします。 放射線治療など、患者識別が重要なシーンで導入され、現場の安全・安心に貢献しています。
患者ごとにRFIDタグを付与し、検査・治療の現場で患者を自動認証。人的ミスや確認作業の負担を大幅に軽減し、「本当に正しい患者に、正しい医療を提供する」ための仕組みを強力にサポートします。 放射線治療など、患者識別が重要なシーンで導入され、現場の安全・安心に貢献しています。
「医療安全の確保」「医療ミスの防止」「業務効率の向上」が強く求められる一方で、従来の患者識別には多くの課題が残されています。
患者情報の確認を手書きや口頭で行うため、確認ミスや記録漏れが発生しやすい。
目視や二重チェックに多くの時間と労力がかかり、医療スタッフの業務負担が大きくなる。
自己申告や慣れによる確認では、主観や思い込みが入り、識別ミスのリスクが残る。
患者の取り違えにより、誤った治療や投薬が行われる危険性が常に存在する。
仕組みではなく人に頼った安全管理になりやすく、安定した運用が難しい。
識別や履歴がデジタル化されていないため、蓄積や分析、再発防止策の検討に活かしきれない。
これらの課題を、どうすれば解決できるのか?
次のセクションで「患者照合・取り違え防止」の仕組みと効果をご紹介します。
RFIDタグを携帯した患者が磁界に入ると電波を発信します。受信機で時刻を付与、トリガー磁界のIDとタグIDで患者を特定します。
患者ごとにRFIDタグで自動識別を行うため、誤認・取り違えによる医療ミスのリスクを低減します。
RFIDタグで確認作業をサポートし、医療スタッフの業務負担を大幅に軽減します。
識別記録を客観的な証跡として活用でき、医療現場の安全対策や業務改善にも役立ちます。
セミアクティブタグ(弊社製品) | アクティブタグ | パッシブタグ | |
---|---|---|---|
電池 | あり | あり | なし |
通信距離 | 長い | 長い | 短い |
特徴 |
・磁界を検知した時のみ電波を送信 ・磁界のIDで場所を特定 ・電池が長持ち(交換が必要) |
・常時発信タイプが一般的 ・電波の強度や往復時間で場所を特定 ・電池の交換が必要 |
・リーダ・ライタから給電して送信 ・半永久的に使用可能 |
用途 |
・所在管理/入退管理 ・登下校見守り(管理) ・離院検知/盗難検知 ・レースタイム自動計測 ・重機・フォークリフトの接近検知 |
・所在管理/入退管理 ・登下校見守り(管理) ・モノの紛失防止 ・重機・フォークリフトの接近検知 |
・商品・在庫管理 ・パレット管理 ・万引き防止 ・入退管理 ・乗車カード |
マトリックスは、1993年にレース用非接触ICタグの開発に着手し、1999年に世界ではじめて製品化を実現したセミアクティブRFIDのパイオニアメーカーです。
弊社のセミアクティブRFIDシステムは、高い検知性能が求められる自転車レース計測技術をベースにし、トリガーID技術でより高精度になった他にはないRFIDシステムです。高速移動体や複数の人をハンズフリーで確実に一括認証したい時に最適な選択です。
【レースでの主な実績】自転車ロードレース(ジャパンカップ、ツアー・オブ・ジャパンほか)、マラソン・駅伝(大阪国際女子マラソン、全日本実業団駅伝(ニューイヤー駅伝)ほか)、競走馬調教タイムシステム、JKA 日本競輪学校 など。