【プレスリリース】大阪・関西万博で展示した「被災者捜索システム」の製品化を本格始動

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工場向け災害時安否・所在確認システム

広大な工場や倉庫において、地震や火災発生時に最も重要なのは「従業員全員の無事を確認すること」です。株式会社マトリックスの安否・所在確認システムは、セミアクティブRFID技術を活用し、緊急時の「残留者の即時特定」を実現。BCP(事業継続計画)の初動対応を劇的に迅速化します。

工場向け災害時安否・所在確認システムのイメージ

このページでわかること

  1. なぜ工場では災害時安否・所在確認に課題が多いのか?
  2. 災害時安否・所在確認システムの仕組み
  3. 災害時安否・所在確認システム導入の効果
  4. 導入事例
  5. 機器構成と導入の流れ
  6. FAQ よくある質問

なぜ工場では災害時安否・所在確認に課題が多いのか?

日本は地震や台風など、いつ災害が起きてもおかしくない国です。
「もしも」の時に、従業員の安全を素早く確保し、安否を確認できる仕組みが求められています。しかし、現場では以下のような問題が発生しています。

困り顔「点呼に時間がかかりすぎる」

点呼に時間がかかりすぎる

数百人の従業員を紙の名簿で確認するには限界があります。避難場所に到着した順にチェックする手間が、救助活動の遅れを招きます。

困り顔「どこに残っているか分からない」

「どこに残っているか」が分からない

「Aさんがいない」ことは分かっても、「工場のどのエリアに残されているか」までは特定できず、捜索活動が難航します。

困り顔「避難訓練と本番のギャップ」

避難訓練と本番のギャップ

訓練ではスムーズでも、実際の災害(停電、煙、パニック)では、カードリーダーへのタッチや正確な申告が期待できません。

困り顔「従業員や関係者の安否情報をリアルタイムに本部と共有できていない」

安否情報を本部と即時に共有できない

従業員や関係者の安否情報をリアルタイムに本部と共有できず、本社側の判断や支援要請が遅れてしまうリスクがあります。

困り顔「入退室記録がアナログ・手動管理で、普段の在室把握も不十分」

日常的な入退室管理もアナログで不正確

入退室記録がアナログ・手動管理のため、普段から在室状況の把握が不十分で、災害時に「誰が建屋内に残っているか」を即座に確認しづらい状態です。

解決策:マトリックスの「所在が見える」安否確認システム

マトリックスの「災害時安否・所在確認システム」は、従業員がRFIDタグを持っているだけで、災害時の所在状況を可視化します。

RFIDを活用した災害時安否・所在確認システムの仕組み

RFIDタグと受信機で工場の入退室を記録
RFIDタグがトリガー磁界のIDを読み取り、タグIDとセットで送信

完全ハンズフリー・ウォークスルー認証

RFID(非接触ICタグ)を使ったハンズフリー(タッチレス)入退管理システムなら、災害時でも次のような対応が可能です。

  • 入退記録・在室状況を自動で把握し、緊急時の混乱を最小限に
  • 点呼をサポートし、迅速な安否確認・避難誘導
  • 日常業務の効率化と、BCP(事業継続計画)対策の強化

“普段から使える”入退管理と、“いざという時の安心”を、両立させることができます。

災害時安否・所在確認システムの導入効果

迅速な避難と安否確認

RFIDによる自動認証で、災害発生時も短時間で従業員の所在・安否を把握できます。

人的負担の軽減

RFIDタグを持っているだけで、手作業による点呼や名簿確認が不要となり、現場担当者の負担を減らします。

情報のリアルタイム共有

RFIDタグを持っているだけで、顔認証よりもスムーズかつ正確に認証できます。その認証結果(所在・安否情報)は、本部や関係者とリアルタイムに共有可能です。

動画

災害時安否・所在確認システムの機器構成と導入の流れ

RFIDタグの比較表(他方式との違い)

セミアクティブタグ(弊社製品) アクティブタグ パッシブタグ
電池 あり あり なし
通信距離 長い 長い 短い
特徴 ・磁界を検知した時のみ電波を送信
・磁界のIDで場所を特定
・電池が長持ち(交換が必要)
・常時発信タイプが一般的
・電波の強度や往復時間で場所を特定
・電池の交換が必要
・リーダ・ライタから給電して送信
・半永久的に使用可能
用途 ・所在管理/入退管理
・登下校見守り(管理)
・離院検知/盗難検知
・レースタイム自動計測
・重機・フォークリフトの接近検知
・所在管理/入退管理
・登下校見守り(管理)
・モノの紛失防止
・重機・フォークリフトの接近検知
・商品・在庫管理
・パレット管理
・万引き防止
・入退管理
・乗車カード

受信機/トリガー送信機

受信アンテナ/トリガーコイル

災害時安否・所在確認システム 機器構成例

  • RFIDタグと受信機で工場の入退室を記録する災害時安否・所在確認システムの機器構成

導入の流れ

  1. 01
    お問い合わせ・ヒアリング
    工場向け災害時安否・所在確認システムに関する課題がありましたら、お気軽にお問い合わせください。現場の課題についてお伺いし、運用に合わせた提案をさせていただきます。
  2. 02
    デモンストレーション・トライアル
    実際に機器をご覧いただきます。
  3. 03
    現地調査
    現地にて設置場所や運用環境を調査し、最適なシステム提案を行います。
  4. 04
    見積提示・ご注文
  5. 05
    設置・動作確認
    専門の担当者が動作確認させていただきます。
  6. 06
    運用開始

連携アプリケーションのご紹介

FAQ

最長3年です。
弊社のRFIDタグは、トリガー磁界の中でのみ動作する仕組みで省エネです。
※23℃の環境下で、1日の発信累積時間が1分間までの使用状態で、その他の場所ではノイズ磁界がない場所での使用を条件とする計算値です。使用条件、環境条件により大きく変化します。
IP65相当の防水仕様ですので、汗や雨の影響はありません。
トリガー磁界の強度は弱いため、人体や精密機器に影響はありません。
※トリガー磁界は、既存機器から影響を受ける可能性がありますので、現地調査が必要です。
使用する機器によって異なります。環境や間口に合わせて最適な機器をご提案します。
お客様での申請は不要です。

災害時安否・所在確認システムにマトリックスが選ばれる理由

高精度な一括検知・パイオニアとしての信頼性

マトリックスは、1993年にレース用非接触ICタグの開発に着手し、1999年に世界ではじめて製品化を実現したセミアクティブRFIDのパイオニアメーカーです。

弊社のセミアクティブRFIDシステムは、高い検知性能が求められる自転車レース計測技術をベースにし、トリガーID技術でより高精度になった他にはないRFIDシステムです。高速移動体や複数の人をハンズフリーで確実に一括認証したい時に最適な選択です。

【レースでの主な実績】自転車ロードレース(ジャパンカップ、ツアー・オブ・ジャパンほか)、マラソン・駅伝(大阪国際女子マラソン、全日本実業団駅伝〈ニューイヤー駅伝〉ほか)、競走馬調教タイムシステム、JKA 日本競輪学校 など。

自転車レース「スズカ8時間エンデューロ」の様子
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