工場向け災害時安否・所在確認システム
広大な工場や倉庫において、地震や火災発生時に最も重要なのは「従業員全員の無事を確認すること」です。株式会社マトリックスの安否・所在確認システムは、セミアクティブRFID技術を活用し、緊急時の「残留者の即時特定」を実現。BCP(事業継続計画)の初動対応を劇的に迅速化します。
広大な工場や倉庫において、地震や火災発生時に最も重要なのは「従業員全員の無事を確認すること」です。株式会社マトリックスの安否・所在確認システムは、セミアクティブRFID技術を活用し、緊急時の「残留者の即時特定」を実現。BCP(事業継続計画)の初動対応を劇的に迅速化します。
日本は地震や台風など、いつ災害が起きてもおかしくない国です。
「もしも」の時に、従業員の安全を素早く確保し、安否を確認できる仕組みが求められています。しかし、現場では以下のような問題が発生しています。
数百人の従業員を紙の名簿で確認するには限界があります。避難場所に到着した順にチェックする手間が、救助活動の遅れを招きます。
「Aさんがいない」ことは分かっても、「工場のどのエリアに残されているか」までは特定できず、捜索活動が難航します。
訓練ではスムーズでも、実際の災害(停電、煙、パニック)では、カードリーダーへのタッチや正確な申告が期待できません。
従業員や関係者の安否情報をリアルタイムに本部と共有できず、本社側の判断や支援要請が遅れてしまうリスクがあります。
入退室記録がアナログ・手動管理のため、普段から在室状況の把握が不十分で、災害時に「誰が建屋内に残っているか」を即座に確認しづらい状態です。
マトリックスの「災害時安否・所在確認システム」は、従業員がRFIDタグを持っているだけで、災害時の所在状況を可視化します。
RFID(非接触ICタグ)を使ったハンズフリー(タッチレス)入退管理システムなら、災害時でも次のような対応が可能です。
“普段から使える”入退管理と、“いざという時の安心”を、両立させることができます。
RFIDによる自動認証で、災害発生時も短時間で従業員の所在・安否を把握できます。
RFIDタグを持っているだけで、手作業による点呼や名簿確認が不要となり、現場担当者の負担を減らします。
RFIDタグを持っているだけで、顔認証よりもスムーズかつ正確に認証できます。その認証結果(所在・安否情報)は、本部や関係者とリアルタイムに共有可能です。
| セミアクティブタグ(弊社製品) | アクティブタグ | パッシブタグ | |
|---|---|---|---|
| 電池 | あり | あり | なし |
| 通信距離 | 長い | 長い | 短い |
| 特徴 |
・磁界を検知した時のみ電波を送信 ・磁界のIDで場所を特定 ・電池が長持ち(交換が必要) |
・常時発信タイプが一般的 ・電波の強度や往復時間で場所を特定 ・電池の交換が必要 |
・リーダ・ライタから給電して送信 ・半永久的に使用可能 |
| 用途 |
・所在管理/入退管理 ・登下校見守り(管理) ・離院検知/盗難検知 ・レースタイム自動計測 ・重機・フォークリフトの接近検知 |
・所在管理/入退管理 ・登下校見守り(管理) ・モノの紛失防止 ・重機・フォークリフトの接近検知 |
・商品・在庫管理 ・パレット管理 ・万引き防止 ・入退管理 ・乗車カード |
マトリックスは、1993年にレース用非接触ICタグの開発に着手し、1999年に世界ではじめて製品化を実現したセミアクティブRFIDのパイオニアメーカーです。
弊社のセミアクティブRFIDシステムは、高い検知性能が求められる自転車レース計測技術をベースにし、トリガーID技術でより高精度になった他にはないRFIDシステムです。高速移動体や複数の人をハンズフリーで確実に一括認証したい時に最適な選択です。
【レースでの主な実績】自転車ロードレース(ジャパンカップ、ツアー・オブ・ジャパンほか)、マラソン・駅伝(大阪国際女子マラソン、全日本実業団駅伝〈ニューイヤー駅伝〉ほか)、競走馬調教タイムシステム、JKA 日本競輪学校 など。