ゴーカートのタイム自動計測・位置検知
公開日:2024.11.25|更新日:2024.11.25
「セミアクティブRFIDで進化するゴーカート体験」
エンターテインメント業界では、テクノロジーの進化がさまざまな分野で新たな可能性を切り開いています。その中でも、ゴーカートのタイム計測にセミアクティブRFIDを活用することで、ユーザー体験を進化させ、エンターテインメント性や顧客満足度の向上に貢献します。
本ページでは、セミアクティブRFIDによるタイム計測の仕組みとそのメリット、さらに今後の展望についてご紹介します。
目次
RFタグ
ゴーカートまたは運転手にタグを装着します。上位システムで個人情報を紐づけます。
LFトリガー磁界
スタート地点、コーナー、ゴール地点などの要所にRFID受信機/トリガー送信機を設置します。ゴーカートがコース内の要所を通過する際にタグが受信機と通信し、リアルタイムで通過タイムを記録します。
トリガー磁界でタグを検知、トリガーIDによって誤認識がない
タグを装着したゴーカートが磁界に入ると電波を発信します。受信機で時刻を付与、トリガー磁界のIDとタグIDでゴーカートの場所を特定します。磁界の外では発信しないので、電池が長持ちします。
タイム計測とデータ出力
レース中のタイムや順位情報をリアルタイムで大型スクリーンに表示したり、スマートフォンアプリを通じて個別に確認できるようにします。
高精度
高速で移動するゴーカートでも、高精度なタイム計測が可能です。
運用コスト効率
セミアクティブタグはバッテリー寿命が長く、頻繁に交換する必要がありません。
付加価値の提供
タイム計測データをもとに、自分の走行パフォーマンスを詳しく分析できる体験を提供することで、再来場を促進します。
安全性の向上
位置情報のトラッキングにより、危険なエリアで注意喚起することで、接触事故の予防になります。
セミアクティブRFID技術をゴーカート体験に導入することで、タイム計測以外にもさまざまな拡張機能を実現できる可能性があります。
ゲーミフィケーション
ゴールタイムだけでなく、「最速のコーナリング」「最高速度」など異なるカテゴリでランキングを付けることで、エンターテインメント性を強化します。
リアルタイムリプレイ
タイム計測データをもとに自分の走行ルートを3DモデルやARで再現するサービスを提供。
パーソナライズドなフィードバック
過去のタイムや他の参加者との比較分析を行い、「次回の走行で1秒短縮するには?」といった具体的なアドバイスを提示。
レースタイム計測での豊富な実績
1990年代まで、自転車レースの計測はビデオカメラと目視で行っていました。1993年に、弊社がレース用非接触ICタグの開発に着手し、1999年世界ではじめて製品化を実現しました。それがセミアクティブRFIDシステムの始まりです。今では自転車レース計測の国内シェア90%以上を誇ります。
自転車レース以外にもマラソン・駅伝、トライアスロン、モトクロス、競馬(トレセン)などのレース競技で豊富な実績があります。レース計測にも使える検知性能の高さ、堅牢性の高さが、弊社の製品が選ばれる理由のひとつです。
【レースでの主な実績】自転車ロードレース(ジャパンカップ、ツアー・オブ・ジャパンほか)、マラソン・駅伝(大阪国際女子マラソン、全日本実業団駅伝(ニューイヤー駅伝)ほか)、JKA 日本競輪学校 など。
弊社のセミアクティブRFIDシステムは、高い検知性能が求められる自転車レース計測技術をベースにし、トリガーID技術でより高精度になった他にはないRFIDシステムです。高速移動体や複数の人をハンズフリーで確実に一括認証したい時に最適な選択です。
安心安全ソリューションでの豊富な実績
弊社のRFID製品は、建設現場の事故防止や児童の登下校見守りといった、安心安全ソリューションで多くの実績があります。
命を守るソリューションにも使える安心感が、弊社の製品が選ばれる理由のひとつです。
セミアクティブRFIDは、ゴーカートという従来型のエンターテインメントを「単なる娯楽」から「体験価値の高いアクティビティ」へ進化させる可能性を秘めています。正確なタイム計測だけでなく、来場者が個別に楽しめる付加価値を提供することで、リピーターを増やし、より多くの人々に楽しんでもらえる未来を実現します。