【プレスリリース】大阪・関西万博で展示した「被災者捜索システム」の製品化を本格始動

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工場・倉庫向け安全対策対応ハンズフリー入退管理システム

自然災害(地震・台風・洪水)のリスクが高まる中、工場や倉庫における「従業員の安否確認」と「正確な所在把握」は企業の存続に関わる重要課題です。株式会社マトリックスの安全対策対応ハンズフリー入退管理システムは、セミアクティブRFID技術を活用し、緊急時の迅速な避難状況確認と、日常業務の自動化を両立します。

工場・倉庫向け安全対策対応ハンズフリー入退管理システムのイメージ

このページでわかること

  1. なぜ工場・倉庫に「安全対策対応ハンズフリー入退管理」が必要なのか?
  2. 工場・倉庫向けハンズフリー入退管理システムの仕組み
  3. 工場・倉庫向けハンズフリー入退管理システム導入の効果
  4. 導入事例
  5. 機器構成と導入の流れ
  6. FAQ よくある質問
  7. 工場・倉庫のDX活用例

なぜ工場・倉庫に「安全対策対応ハンズフリー入退管理」が必要なのか?

大規模災害発生時、工場内は停電や倒壊のリスクがあり、パニックに陥りやすくなります。従来の管理方法では、以下の課題が人命救助の遅れを招く恐れがあります。

課題

  • 手書き・点呼:混乱の中では時間がかかり、正確性に欠ける。
  • タッチ式認証:避難時に一人ひとりカードをかざす余裕がなく、渋滞が発生する。
  • 顔認証:ヘルメット、マスク、粉塵、停電時の暗所などで認証精度が低下する。

解決策

マトリックスの「工場・倉庫向けハンズフリー入退管理システム」なら、「ハンズフリー」かつ「通過するだけ」で、誰が避難できたか、誰が建物内に残っているかをリアルタイムかつ正確に把握できます。

工場・倉庫向けハンズフリー入退管理システムの仕組み

RFIDによる安全対策対応入退管理システムの仕組み
クラウド&オンプレミス対応入退管理システム「dokoja」と連携

完全ハンズフリー・ノンストップ認証

従業員はRFIDタグを携帯して通過するだけ。立ち止まる必要も、カードをかざす必要もありません。フォークリフトや車両に乗ったままでも認証可能です。

セミアクティブRFIDタグとは

タグ内部にバッテリーを持ち、LFトリガー磁界受信時に自らの電源で駆動。アクティブタグと同等の読み取り範囲。一般的なアクティブタグに比べて位置検知の精度が高く、バッテリー寿命が長い。

トリガー磁界からIDを認識して、タグIDとセットで送信するので誤認識がなく高精度。

セミアクティブRFIDタグとは
省エネ・高精度

マトリックスのセミアクティブRFIDが選ばれる理由

セミアクティブRFIDによる圧倒的な検知性能

当社のシステムは、自転車ロードレースやマラソンのタイム計測(大阪国際女子マラソン等)で培った技術を基盤としています。

レース計測での実績

複数人の一括同時検知

避難時など、多数の人が殺到しても正確に読み取ります。顔認証システムよりも高速処理が可能で、避難の妨げになりません。

一括読み取り

高精度な位置特定と誤検知防止

独自技術により、指定したエリア(出入口)を通過した時のみ電波を発信。隣接エリアのタグを誤って読み込むことを防ぎ、正確な「所在管理」を実現します。

高精度

工場・倉庫向けハンズフリー入退管理システムの3つの導入効果

BCP(事業継続計画)の強化

  • 即時の安否確認:災害発生時、システムで「避難完了者」と「未避難者(残留者)」を瞬時に把握。救助活動の初動を早めます。
  • エリア別所在確認:広い工場内の「どのエリアに誰がいるか」まで特定可能です。

現場業務の自動化・DX推進

  • 勤怠管理の自動化:入退室ログを勤怠データとして活用可能。タイムカードの打刻忘れや手入力集計の手間を減らします。
  • 正確な労働時間管理:休憩時間やエリア滞在時間を自動計測し、労務管理を適正化します。

感染症対策と衛生管理

  • 完全非接触:機器に触れる必要がないため、接触感染のリスクを大きく低減します。衛生管理が厳しい食品工場や医薬品倉庫にも最適です。

動画

工場・倉庫向けハンズフリー入退管理システムの機器構成や導入方法

RFIDタグの比較表(他方式との違い)

セミアクティブタグ(弊社製品) アクティブタグ パッシブタグ
電池 あり あり なし
通信距離 長い 長い 短い
特徴 ・磁界を検知した時のみ電波を送信
・磁界のIDで場所を特定
・電池が長持ち(交換が必要)
・常時発信タイプが一般的
・電波の強度や往復時間で場所を特定
・電池の交換が必要
・リーダ・ライタから給電して送信
・半永久的に使用可能
用途 ・所在管理/入退管理
・登下校見守り(管理)
・離院検知/盗難検知
・レースタイム自動計測
・重機・フォークリフトの接近検知
・所在管理/入退管理
・登下校見守り(管理)
・モノの紛失防止
・重機・フォークリフトの接近検知
・商品・在庫管理
・パレット管理
・万引き防止
・入退管理
・乗車カード

受信機/トリガー送信機

受信アンテナ/トリガーコイル

工場・倉庫向けハンズフリー入退管理システムの機器構成例

  • 工場・倉庫向け安全対策対応入退管理の機器構成例

導入の流れ

  1. 01
    お問い合わせ・ヒアリング
    工場・倉庫向け安全対策対応ハンズフリー入退管理システムに関する課題がありましたら、お気軽にお問い合わせください。現場の課題についてお伺いし、運用に合わせた提案をさせていただきます。
  2. 02
    デモンストレーション・トライアル
    実際に機器をご覧いただきます。
  3. 03
    現地調査
    現地にて設置場所や運用環境を調査し、最適なシステム提案を行います。
  4. 04
    見積提示・ご注文
  5. 05
    設置・動作確認
    専門の担当者が動作確認させていただきます。
  6. 06
    運用開始

連携アプリケーションのご紹介

FAQ

最長3年です。
弊社のRFIDタグは、トリガー磁界の中でのみ動作する仕組みで省エネです。
※23℃の環境下で、1日の発信累積時間が1分間までの使用状態で、その他の場所ではノイズ磁界がない場所での使用を条件とする計算値です。使用条件、環境条件により大きく変化します。
IP65相当の防水仕様ですので、汗や雨の影響はありません。
トリガー磁界の強度は弱いため、人体や精密機器に影響はありません。
※トリガー磁界は、既存機器から影響を受ける可能性がありますので、現地調査が必要です。
使用する機器によって異なります。環境や間口に合わせて最適な機器をご提案します。
お客様での申請は不要です。
顔認証はマスクやヘルメット着用時、または暗所や粉塵が多い環境では認識率が下がることがあります。当社のRFIDは環境や服装に左右されず、複数人が同時に走って通過しても正確に認証できる点が最大の強みです。
ミツミ電機株式会社様をはじめ、大手製造業の工場などで、BCP対策および入退管理として導入されています。

工場・倉庫向けハンズフリー入退管理システムにマトリックスが選ばれる理由

高精度な一括検知・パイオニアとしての信頼性

マトリックスは、1993年にレース用非接触ICタグの開発に着手し、1999年に世界ではじめて製品化を実現したセミアクティブRFIDのパイオニアメーカーです。

弊社のセミアクティブRFIDシステムは、高い検知性能が求められる自転車レース計測技術をベースにし、トリガーID技術でより高精度になった他にはないRFIDシステムです。高速移動体や複数の人をハンズフリーで確実に一括認証したい時に最適な選択です。

【レースでの主な実績】自転車ロードレース(ジャパンカップ、ツアー・オブ・ジャパンほか)、マラソン・駅伝(大阪国際女子マラソン、全日本実業団駅伝〈ニューイヤー駅伝〉ほか)、競走馬調教タイムシステム、JKA 日本競輪学校 など。

自転車レース「スズカ8時間エンデューロ」の様子
高速で走行する選手のタイムを全て計測

工場・倉庫のDX活用例

入退管理から安全管理まで、
ひとつのRFIDタグで現場がつながる。

ひとつのRFIDタグで現場がつながる

広い出入口での人や車両の入退管理システム

完全タッチレスで、従来の紙ベースや手動入力による管理の手間を削減します。複数人が同時に通過しても、正確に認識します。

トラックのハンズフリー入退場管理(荷待ち・荷役時間管理)

広い出入口での人や車両の入退管理システム

通常の出入口での入退管理システム

完全タッチレスで、従業員のタイムカードの打刻忘れをなくし、所在をリアルタイムで把握します。

オフィス向けRFIDハンズフリー入退室管理システム

通常の出入口での入退管理システム

作業時間の自動計測システム

機械ごとの作業時間を自動で記録します。手動記録に比べて、正確なデータの取得と迅速な集計を可能にします。

工場の作業時間を自動計測

作業時間の自動計測システム

タッチレス式ドア解除システム

完全タッチレスで、施錠されたドアを解除します。タグごとに解除できる権限を設定することで、セキュリティ性を向上します。

タッチレス式ドア解除システム

危険エリア入室監視システム

作業員の入室状況を監視します。作業員が入室している間は機械を作動できないようにすることで、事故のリスクを軽減します。

危険エリア入室監視システム

フォークリフトの接近検知警報システム

死角に作業員がいることをフォークリフトのオペレーターに知らせることで、接触事故のリスクを軽減します。

「ヒヤリハンター シリーズ」フォークリフト・重機と作業員の接触事故を抑制するRFID接近検知システム

フォークリフトの接近検知警報システム