クリーンルーム向けRFIDハンズフリー入退室管理システム
半導体工場、製薬現場、食品工場などのクリーンルームにおいて、「異物混入(コンタミネーション)の防止」と「入退室記録の完全性」は最重要課題です。 株式会社マトリックスのハンズフリー入退室管理システムは、セミアクティブRFID技術により、「一切触れない認証」と「正確なログ管理」を同時に実現します。
半導体工場、製薬現場、食品工場などのクリーンルームにおいて、「異物混入(コンタミネーション)の防止」と「入退室記録の完全性」は最重要課題です。 株式会社マトリックスのハンズフリー入退室管理システムは、セミアクティブRFID技術により、「一切触れない認証」と「正確なログ管理」を同時に実現します。
高度な衛生レベルが求められる現場(※)では、従来の認証方式(指紋、静脈、カードタッチ)がリスク要因となる場合があります。
※半導体・精密機器工場、製薬・医療現場(CPC/培養室)、食品工場(HACCP対応)
カードリーダーや生体認証機への接触は、ウイルスや菌の媒介リスクを高めます。特に無菌室では、認証操作のために「一度手袋で触れる」こと自体が汚染源になり得ます。
全身を覆うクリーンスーツや手袋、マスクを着用した状態では、顔認証や指紋認証の精度が低下したり、カードを取り出す手間が発生したりします。
GMP(適正製造規範)等の監査対応において、手書き台帳は信頼性が低く、記入漏れやミスがトレーサビリティの欠如につながります。
誰がいつどこにいるかをリアルタイムで把握できず、非常時や交代時の対応が後手に回りがちです。
入室時の衛生確保とスムーズな作業動線を両立する手段が乏しく、どちらかを犠牲にするケースもあります。
緊急時に従業員の所在情報を即時に把握できないことが、BCP対応や避難誘導の障害となっています。
マトリックスの「クリーンルーム向けハンズフリー入退室管理システム」は、セミアクティブRFID技術を活用し、これらの課題を根本から解決します。
無菌室やクリーンルームでは、衛生環境を保つために入退室時の管理が極めて重要です。 しかし、カードや指紋・顔認証などの接触型システムでは、防護服着用時の認証ミスや交差汚染のリスクが残ります。
ハンズフリーRFID入退室管理システムなら、スタッフがRFIDタグを身につけるだけで、完全非接触で入退室が可能になります。 接触動作なしで個人を識別し、入退履歴や滞在時間も自動記録。衛生管理と作業効率を両立し、現場の負担を大きく軽減します。
従業員はポケットにタグを入れたまま、通過するだけで認証完了。機器に一切触れる必要がないため、交差汚染のリスクを遮断します。
生体情報(顔、指紋)に依存しない認証のため、クリーンスーツ、マスク、ゴーグル、二重手袋の着用時でも、認証精度は維持されます。
「誰が」「いつ」「どのエリアに」「どれぐらいの時間」滞在したかを自動でデジタル記録し、監査時の証跡として出力可能です。
| セミアクティブタグ(弊社製品) | アクティブタグ | パッシブタグ | |
|---|---|---|---|
| 電池 | あり | あり | なし |
| 通信距離 | 長い | 長い | 短い |
| 特徴 |
・磁界を検知した時のみ電波を送信 ・磁界のIDで場所を特定 ・電池が長持ち(交換が必要) |
・常時発信タイプが一般的 ・電波の強度や往復時間で場所を特定 ・電池の交換が必要 |
・リーダ・ライタから給電して送信 ・半永久的に使用可能 |
| 用途 |
・所在管理/入退管理 ・登下校見守り(管理) ・離院検知/盗難検知 ・レースタイム自動計測 ・重機・フォークリフトの接近検知 |
・所在管理/入退管理 ・登下校見守り(管理) ・モノの紛失防止 ・重機・フォークリフトの接近検知 |
・商品・在庫管理 ・パレット管理 ・万引き防止 ・入退管理 ・乗車カード |
マトリックスは、1993年にレース用非接触ICタグの開発に着手し、1999年に世界ではじめて製品化を実現したセミアクティブRFIDのパイオニアメーカーです。
弊社のセミアクティブRFIDシステムは、高い検知性能が求められる自転車レース計測技術をベースにし、トリガーID技術でより高精度になった他にはないRFIDシステムです。高速移動体や複数の人をハンズフリーで確実に一括認証したい時に最適な選択です。
【レースでの主な実績】自転車ロードレース(ジャパンカップ、ツアー・オブ・ジャパンほか)、マラソン・駅伝(大阪国際女子マラソン、全日本実業団駅伝〈ニューイヤー駅伝〉ほか)、競走馬調教タイムシステム、JKA 日本競輪学校 など。