【プレスリリース】大阪・関西万博で展示した「被災者捜索システム」の製品化を本格始動

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車両入退管理システム|RFIDでタッチレスパーキング・同乗者一括認証

工場・物流センター・社員用駐車場のゲートにおいて「朝夕の渋滞」や「雨天時の窓開閉の手間」は業務効率を低下させる要因です。 マトリックスのタッチレスパーキングシステムは、セミアクティブRFID技術により、車両と運転手(および同乗者)をノンストップで一括認証します。

車両入退管理システム|RFIDでタッチレスパーキング・同乗者一括認証のイメージ

このページでわかること

  1. 駐車場ゲート管理における「6つの現場課題」
  2. 解決策:RFIDによる「完全タッチレス車両認証」
  3. 車両入退管理システム導入の効果
  4. 機器構成と導入の流れ
  5. FAQ よくある質問

駐車場ゲート管理における「6つの現場課題」

困り顔「通勤ラッシュ時の「ゲート渋滞」と業務ロス」

通勤ラッシュ時の「ゲート渋滞」と業務ロス

始業・終業時刻や、物流センターの入出荷ピーク時に車両が集中。ゲート前での一時停止や認証待ちが長蛇の列を作り、周辺道路への悪影響や業務開始の遅れ(タイムロス)を招いています。

困り顔「雨天・悪天候時の「窓開閉」によるトラブル」

雨天・悪天候時の「窓開閉」によるトラブル

雨や雪の日、認証機にタッチするために窓を開ける必要があり、車内や衣服が濡れるクレームが発生します。また、発券機や認証機の水濡れ故障リスクも高まります。

困り顔「車番認証では「運転手」本人を特定できない」

車番認証では「運転手」本人を特定できない

ナンバープレート認証(車番認証)は、「登録された車」であることは判別できますが、「誰が運転しているか」までは特定できません。車両の貸し借りや、退職者による不正入場のリスクが残ります。

困り顔「バス・トラックの同乗者記録が残らない」

バス・トラックの「同乗者」記録が残らない

送迎バスや、助手が同乗するトラックの場合、従来のシステムでは「誰が同乗して入場したか」が記録されません。

困り顔「有人管理・手書き記録によるコストとミス」

有人管理・手書き記録による「コスト」と「ミス」

警備員による目視確認や手書き台帳は、人件費(ランニングコスト)がかさむ上に、記入漏れや読み間違いなどのヒューマンエラーが避けられず、データの信頼性が低くなります。

困り顔「一般的なアクティブタグ・ビーコンの誤作動(隣接レーン干渉)」

一般的なアクティブタグ・ビーコンの「誤作動(隣接レーン干渉)」

「通常のアクティブタグ」や「ビーコン(BLE)」は、電波が広がりすぎるため、隣のゲートで誤って検知し、意図せずゲートが開いてしまうリスクがあります。

解決策:RFIDによる「完全タッチレス車両認証」

マトリックスの「車両入退管理システム」は、RFIDタグを持っているだけで、スムーズな入退場を実現します。

RFIDを活用した車両入退管理システムの仕組み

渋滞のないタッチレスパーキング
RFIDタグがトリガー磁界のIDを読み取り、タグIDとセットで送信

同乗者も「まるごと」一括認証

車載タグだけでなく、同乗しているスタッフ全員の個人タグを、ゲート通過時に一括で読み取ります。バス送迎や複数人乗車のトラックでも、「誰がいつ入場したか」を個別に記録可能です。

窓を開けずにノンストップ通過

通信距離が長いので、窓を開ける必要がなく、雨の日でも快適かつ衛生的です。

隣接レーンの誤検知を防止

マトリックス独自の「トリガーID技術」により、ゲート通過車両のみをピンポイントで検知します。

他方式との比較

マトリックスのRFID 車番認証 (カメラ)
通過スピード ノンストップで通過可能 ゲート前で一時停止が必要な場合あり
同乗者認証 可能(運転手+同乗者を個別に認証) 不可(車両のみ認識)
悪天候 雨・雪・泥の影響をほとんど受けない 雨・雪・泥の付着や逆光により、認識精度が低下しやすい

車両入退管理システムの3つの導入効果

入退場の効率化・混雑解消

ゲートでの停車・認証待ち時間が大幅に減少し、RFIDを活用した駐車場入退場管理システムとして、出勤・退勤や納品などピーク時間帯の渋滞を減らし、業務全体のスムーズな進行に貢献します。

セキュリティレベルの向上

RFIDタグで乗員全員を自動認証できるため、不正入場のリスクを低減し、入退場記録も自動で残るので、トラブル発生時の追跡が容易になります。

利用者満足度の向上

RFIDタグを携帯しているだけで、従業員は車から降りることなく認証が完了し、ストレスなくスムーズに通行できます。

車両入退管理システムの事例

Touchless Parking

カードをかざすことなく、運転手・同乗者を一括認証。渋滞のない車両入退管理。

車両入退管理システムの機器構成や導入方法

RFIDタグの比較表(他方式との違い)

セミアクティブタグ(弊社製品) アクティブタグ パッシブタグ
電池 あり あり なし
通信距離 長い 長い 短い
特徴 ・磁界を検知した時のみ電波を送信
・磁界のIDで場所を特定
・電池が長持ち(交換が必要)
・常時発信タイプが一般的
・電波の強度や往復時間で場所を特定
・電池の交換が必要
・リーダ・ライタから給電して送信
・半永久的に使用可能
用途 ・所在管理/入退管理
・登下校見守り(管理)
・離院検知/盗難検知
・レースタイム自動計測
・重機・フォークリフトの接近検知
・所在管理/入退管理
・登下校見守り(管理)
・モノの紛失防止
・重機・フォークリフトの接近検知
・商品・在庫管理
・パレット管理
・万引き防止
・入退管理
・乗車カード

受信機/トリガー送信機

受信アンテナ/トリガーコイル

車両入退管理システムの機器構成例

  • タッチレスパーキング機器構成

導入の流れ

  1. 01
    お問い合わせ・ヒアリング
    車両入退管理システム|RFIDでタッチレスパーキング・同乗者一括認証に関する課題がありましたら、お気軽にお問い合わせください。現場の課題についてお伺いし、運用に合わせた提案をさせていただきます。
  2. 02
    デモンストレーション・トライアル
    実際に機器をご覧いただきます。
  3. 03
    現地調査
    現地にて設置場所や運用環境を調査し、最適なシステム提案を行います。
  4. 04
    見積提示・ご注文
  5. 05
    設置・動作確認
    専門の担当者が動作確認させていただきます。
  6. 06
    運用開始

アプリケーション

FAQ

最長3年です。
弊社のRFIDタグは、トリガー磁界の中でのみ動作する仕組みで省エネです。
※23℃の環境下で、1日の発信累積時間が1分間までの使用状態で、その他の場所ではノイズ磁界がない場所での使用を条件とする計算値です。使用条件、環境条件により大きく変化します。
IP65相当の防水仕様ですので、汗や雨の影響はありません。
トリガー磁界の強度は弱いため、人体や精密機器に影響はありません。
※トリガー磁界は、既存機器から影響を受ける可能性がありますので、現地調査が必要です。
使用する機器によって異なります。環境や間口に合わせて最適な機器をご提案します。
お客様での申請は不要です。

車両入退管理システムにマトリックスが選ばれる理由

高精度な一括検知・パイオニアとしての信頼性

マトリックスは、1993年にレース用非接触ICタグの開発に着手し、1999年に世界ではじめて製品化を実現したセミアクティブRFIDのパイオニアメーカーです。

弊社のセミアクティブRFIDシステムは、高い検知性能が求められる自転車レース計測技術をベースにし、トリガーID技術でより高精度になった他にはないRFIDシステムです。高速移動体や複数の人をハンズフリーで確実に一括認証したい時に最適な選択です。

【レースでの主な実績】自転車ロードレース(ジャパンカップ、ツアー・オブ・ジャパンほか)、マラソン・駅伝(大阪国際女子マラソン、全日本実業団駅伝〈ニューイヤー駅伝〉ほか)、競走馬調教タイムシステム、JKA 日本競輪学校 など。

自転車レース「スズカ8時間エンデューロ」の様子
高速で走行する選手のタイムを全て計測