AGV・AMR・自律走行ロボットの安全対策
物流倉庫の無人搬送車(AGV・AMR)や、建設現場の屋外ロボット(UGV)の普及に伴い、「人とロボットが混在するエリア」での接触リスクは高まっています。マトリックスのRFID接近検知システムは、LiDARやカメラだけではカバーしきれない「死角からの飛び出し」や「障害物の陰にいる作業員」を検知し、ロボットと人が共に働く「協働安全」の実現を支援します。
物流倉庫の無人搬送車(AGV・AMR)や、建設現場の屋外ロボット(UGV)の普及に伴い、「人とロボットが混在するエリア」での接触リスクは高まっています。マトリックスのRFID接近検知システムは、LiDARやカメラだけではカバーしきれない「死角からの飛び出し」や「障害物の陰にいる作業員」を検知し、ロボットと人が共に働く「協働安全」の実現を支援します。
従来の安全対策だけでは、これからのロボット運用や現場改善(DX)のニーズに十分対応しきれないケースが増えています。
こんな課題はありませんか?
LiDARやカメラは光学センサーの特性上「見えているもの」しか検知できません。棚の陰や曲がり角の先にいる人や他のAGVを事前に認識できず、出会い頭の接触リスクが残ります。
安全マージンを広くとると、人や車両が少し近づいただけでロボットが頻繁に停止してしまうことがあります。その結果、搬送効率が落ち、せっかく導入した自動化の効果が十分に発揮されません。
建設現場や屋外を走行するUGVでは、雨・粉塵・逆光などの環境要因により、センサーの誤検知や見落としが発生しやすくなり、安定した走行の妨げとなるリスクがあります。
多くの現場では、安全センサーは「その場で止まる」ことを主目的としており「いつ・どこで・どのロボットが・誰と」危険な状態になったのかまで詳細に記録しないものがほとんどです。データが蓄積されないため、レイアウト見直しや安全教育へのフィードバックが難しく、同じ場所・同じパターンのヒヤリハットが繰り返されるリスクがあります。
ヒヤリハンターは、LFトリガー磁界とセミアクティブRFID技術で、自律走行ロボットの接近を検知する安全センサーです。
AGV・AMRに設置したRFIDタグが、壁に設置したヒヤリハンターのトリガー磁界に反応して電波を発信し、ワイヤレスコントロールユニットを介して現場の信号灯を即座に作動させ、事故発生前に周囲へ注意喚起を行います。
※ヒヤリハンターを自律走行ロボットに設置する場合もあります。詳しくはお問い合わせください。
死角からの飛び出しや予期せぬ接触事故リスクを大幅に低減し、現場の安全レベルが大きく向上します。
ヒヤリハットや接触事故が減少することで、設備やラインの停止リスクが減り、安全性と生産効率の両立が実現します。
重大事故を未然に防ぐことで、労働災害や修理、休業に伴うコストを削減し、長期的な投資効果を実感できます。
危険な場所にヒヤリハンターを設置し、トリガー送信ボックスからRFIDタグを検知するトリガー磁界を出力します。人やAGV・AMRを一時停止させたい場所に信号灯を設置します。
※ヒヤリハンターを自律走行ロボットに設置する場合もあります。詳しくはお問い合わせください。
マトリックスは、1993年にレース用非接触ICタグの開発に着手し、1999年に世界ではじめて製品化を実現したセミアクティブRFIDのパイオニアメーカーです。
弊社のセミアクティブRFIDシステムは、高い検知性能が求められる自転車レース計測技術をベースにし、トリガーID技術でより高精度になった他にはないRFIDシステムです。高速移動体や複数の人をハンズフリーで確実に一括認証したい時に最適な選択です。
【レースでの主な実績】自転車ロードレース(ジャパンカップ、ツアー・オブ・ジャパンほか)、マラソン・駅伝(大阪国際女子マラソン、全日本実業団駅伝〈ニューイヤー駅伝〉ほか)、競走馬調教タイムシステム、JKA 日本競輪学校 など。