赤ちゃん連れ去り防止
公開日:2024.03.18|更新日:2024.07.05
「病院で新生児の連れ去りが発生した際に即座に警報」
産婦人科医院における最優先事項の一つは、安全とセキュリティの確保です。この中でも、赤ちゃんの安全は特に重要であり、新生児連れ去りのリスクは、すべての施設が直面する深刻な問題です。
本記事では、RFID技術を活用した赤ちゃん連れ去り防止対策の仕組み、メリット、および実際にこのシステムを導入した医療施設での成果についてご紹介します。
RFタグ
赤ちゃんにタグを装着します。
LFトリガー磁界
連れ去りを検知する場所に機器(検知ユニット)を設置し、トリガー磁界を出力します。
トリガー磁界でタグを検知、トリガーIDによって誤認識がない
タグを装着した赤ちゃんが磁界に入ると電波を発信します。トリガー磁界のIDとタグIDで場所を特定します。磁界の外では発信しないので、誤報がありません。
警報
連れ去り発生時に警報でお知らせします。警報の色(最大5色)で検知場所がわかります。カメラとの連携(オプション)で、連れ去り現場の様子をモニタリングします。
ペアタグ(オプション)
赤ちゃん用タグとスタッフ用タグをペアにすることで、通過時の警報をキャンセルします。
患者様に、より安心していただける環境を提供できたことが良かったと思います。
厳重なセキュリティは悪事に及ぼうとする人々に対し威嚇を行い、結果的に事件の発生を予防する効果が期待できます。 また、万が一事件が起きた場合には適切な対応を迅速に取れるように訓練も行い、以前にも増して病院やスタッフの危機管理の意識が高まりました。 何より患者様により安心していただける環境を提供できたことが良かったと思います。
大阪府立母子保健総合医療センター
職員の意識が高まり、赤ちゃんを守る!という二次的効果がありました。
お世辞を言うわけでないんですが、1回の誤動作もありません。警報が鳴れば必ず赤ちゃんがチェックポイントエリアを通過し、POWERTAGが反応しています。システムを入れた事で、職員の意識が高まり、赤ちゃんを守る!という二次的効果がありました。
小阪産病院
レースタイム計測での豊富な実績
1990年代まで、自転車レースの計測はビデオカメラと目視で行っていました。1993年に、弊社がレース用非接触ICタグの開発に着手し、1999年世界ではじめて製品化を実現しました。それがセミアクティブRFIDシステムの始まりです。今では自転車レース計測の国内シェア90%以上を誇ります。
自転車レース以外にもマラソン・駅伝、トライアスロン、モトクロス、競馬(トレセン)などのレース競技で豊富な実績があります。レース計測にも使える検知性能の高さ、堅牢性の高さが、弊社の製品が選ばれる理由のひとつです。
【レースでの主な実績】自転車ロードレース(ジャパンカップ、ツアー・オブ・ジャパンほか)、マラソン・駅伝(大阪国際女子マラソン、全日本実業団駅伝(ニューイヤー駅伝)ほか)、JKA 日本競輪学校 など。
弊社のセミアクティブRFIDシステムは、高い検知性能が求められる自転車レース計測技術をベースにし、トリガーID技術でより高精度になった他にはないRFIDシステムです。高速移動体や複数の人をハンズフリーで確実に一括認証したい時に最適な選択です。
安心安全ソリューションでの豊富な実績
弊社のRFID製品は、建設現場の事故防止や児童の登下校見守りといった、安心安全ソリューションで多くの実績があります。
命を守るソリューションにも使える安心感が、弊社の製品が選ばれる理由のひとつです。
RFID技術を活用した赤ちゃん連れ去り防止対策によって、医療スタッフは万が一の事態に迅速に対応することが可能となります。RFID技術の導入は、赤ちゃんとその家族に安心を提供し、医療施設のセキュリティ体制を強化します。この技術はただ単に安全対策を提供するだけでなく、医療施設が患者中心のケアを提供する上での信頼と評判を高める重要な要素となります。