施設の入口を通過する際に即座にで検知警報

認知症患者の安全管理は、医療施設や介護施設において重要な課題の一つです。特に、無断での外出や離院は、患者本人の安全だけでなく、施設運営における大きなリスクを伴います。この問題に対処するため、RFID技術を利用した患者の離院検知システムが注目されています。 このシステムは、施設の入口など特定のポイントを通過する際、RFIDタグの情報を自動的に読み取り、リアルタイムで検知することができます。

本記事では、RFIDを利用した認知症患者の無断外出・離院検知システムの仕組み、そのメリット、および実際にこのシステムを導入した施設での成果をご紹介します。

認知症患者の無断外出をお知らせ

仕組み

RFタグ

認知症患者にタグを装着します。

LFトリガー磁界

無断外出・離院を検知する場所に機器(検知ユニット)を設置し、トリガー磁界を出力します。

LFトリガー磁界
機器構成例
出入口に検知ユニットを設置
警報ユニットと表示灯を設置

機器(ボックスイレブン)を詳しくみる

トリガーIDの仕組みで高精度検知

タグを装着した高齢者が磁界に入ると電波を発信します。トリガー磁界のIDとタグIDで場所を特定します。磁界の外では発信しないので、誤報がありません。

トリガー磁界のIDとタグIDで場所を特定

無線通知

最大5色の警報で場所をお知らせします。

導入の効果(利用者の声)

導入前はスタッフが常に気を配り、精神的な負担があったが、導入後はスタッフの負担軽減や安心感に繋がっている。

社会福祉法人 大阪自彊館 ベラミ

10病棟で使用しており、その内8病棟で「大いに効果あり」、7病棟で「今後もっと必要」と評価された。

愛知医科大学病院MEセンター

患者様が病院の外に出ようとする時に、アラームで気づいたスタッフがお声がけしながらお戻りを促しているので、無断離院は一度もない。

京都市某病院

弊社の製品が選ばれる理由

レースタイム計測での豊富な実績

1990年代まで、自転車レースの計測はビデオカメラと目視で行っていました。1993年に、弊社がレース用非接触ICタグの開発に着手し、1999年世界ではじめて製品化を実現しました。それがセミアクティブRFIDシステムの始まりです。今では自転車レース計測の国内シェア90%以上を誇ります。

ロードレースの計測
高速で走るプロのレースで採用
スズカ8時間計測
数千人のタイムを全て計測

自転車レース以外にもマラソン・駅伝、トライアスロン、モトクロス、競馬(トレセン)などのレース競技で豊富な実機があります。レース計測にも使える検知性能の高さ、堅牢性の高さが、弊社の製品が選ばれる理由です。

マラソンの計測
マラソン
駅伝の計測
駅伝
モトクロスの計測
モトクロス
カーレースの計測
カーレース
トライアスロンの計測
トライアスロン
競馬の調教の計測
競馬の調教

【レースでの主な実績】自転車ロードレース(ジャパンカップ、ツアー・オブ・ジャパンほか)、マラソン・駅伝(大阪国際女子マラソン、全日本実業団駅伝(ニューイヤー駅伝)ほか)、JRA 日本中央競馬会 美浦トレセン・栗東トレセン、JKA 日本競輪学校 など。

レースタイム自動計測はこちら

弊社の入退管理・動態管理・安全管理システムは、高い検知性能が求められるレース計測技術をベースにし、トリガーID技術でより高精度になった他にはないRFIDシステムです。複数の人をハンズフリーで確実に一括認証したい時に最適な選択です。

安心安全ソリューションでの豊富な実績

弊社のRFID製品は、建設現場の事故防止児童の登下校見守りといった、安心安全ソリューションで多くの実績があります。

ヒヤリハンター(導入実績5,000台以上)
接触防止 ヒヤリハンター(導入実績5,000台以上)
30万人以上の登下校を見守り
30万人以上の登下校を見守り

接触防止 ヒヤリハンターはこちら

命を守るソリューションにも使える安心感が、弊社の製品が選ばれる理由のひとつです。

さいごに

RFID技術を活用した認知症患者の無断外出・離院検知システムは、患者の安全と施設のセキュリティ管理を大幅に向上させる有効な手段です。 このシステムにより、万が一の事態にも迅速に対応することが可能になります。将来的には、この技術のさらなる進化と普及により、多くの人々の安全と安心を守ることが期待されます。