施設の入口を通過する際に即座にで検知警報

認知症患者の安全管理は、医療施設や介護施設において重要な課題の一つです。特に、無断での外出や離院は、患者本人の安全だけでなく、施設運営における大きなリスクを伴います。この問題に対処するため、RFID技術を利用した患者の離院検知システムが注目されています。 このシステムは、施設の入口など特定のポイントを通過する際、RFIDタグの情報を自動的に読み取り、リアルタイムで検知することができます。

本記事では、RFIDを利用した認知症患者の無断外出・離院検知システムの仕組み、そのメリット、および実際にこのシステムを導入した施設での成果をご紹介します。

仕組み

RFタグ

認知症患者にタグを装着します。

LFトリガー磁界

無断外出・離院を検知する場所に機器(検知ユニット)を設置し、トリガー磁界を出力します。

トリガーIDの仕組みで高精度検知

タグを装着した高齢者が磁界に入ると電波を発信します。トリガー磁界のIDとタグIDで場所を特定します。磁界の外では発信しないので、誤報がありません。

トリガー磁界のIDとタグIDで場所を特定

無線通知

最大5色の警報で場所をお知らせします。

導入の効果(利用者の声)

導入前はスタッフが常に気を配り、精神的な負担があったが、導入後はスタッフの負担軽減や安心感に繋がっている。

社会福祉法人 大阪自彊館 ベラミ

10病棟で使用しており、その内8病棟で「大いに効果あり」、7病棟で「今後もっと必要」と評価された。

愛知医科大学病院MEセンター

患者様が病院の外に出ようとする時に、アラームで気づいたスタッフがお声がけしながらお戻りを促しているので、無断離院は一度もない。

京都市某病院

さいごに

RFID技術を活用した認知症患者の無断外出・離院検知システムは、患者の安全と施設のセキュリティ管理を大幅に向上させる有効な手段です。 このシステムにより、万が一の事態にも迅速に対応することが可能になります。将来的には、この技術のさらなる進化と普及により、多くの人々の安全と安心を守ることが期待されます。

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