重度の認知症や、高次脳機能障害の方々の命を守れる安心感ですね。

社会福祉法人 大阪自彊館(ボックスイレブン導入)

社会福祉法人 大阪自彊館
2021年10月
社会福祉法人 大阪自彊館
淡路ケアプランセンター、淡路福祉サービスステーション、淡路福祉サービスステーション ベラミ、ベラミヘルプセンター
所長 中川 健二氏

導入してから2年ほど経過しましたが、その後どうでしょうか?

問題なく利用出来ています。毎日通いの利用者様の4、5名の方にタグを持って頂いており、毎朝のミーティングでどの利用者様がタグを持っているかを情報共有しています。また、検知ユニットに電源が入っているか、磁界に入った際に警報が鳴るかの動作確認を行い、検知漏れがないように運用しています。命に関わることですので、その辺りは慎重に確認を行っています。

導入して一番良かった点を教えてください。

重度の認知症や、高次脳機能障害の方々の命を守れる安心感ですね。活動的な認知症の方々が、施設の出入口やフロアから出て行こうとしてしまった際に、その方たちを早期に発見し、職員が声掛けをして対応することが出来ています。

また、警報のIDを変えることが出来る点も魅力に感じています。当施設は特別養護老人ホームや障害者支援施設、デイサービスなどがフロアごとに分かれた複合型の施設となっており、各フロアのエレベータ前に検知ユニットを設置し、それぞれのフロアで検知出来るようにしています。こういった機能も、私共の施設に非常に合っていると思います。

スタッフの方や利用者様の評判はいかがですか?

当施設は利用者様にも安心してご利用頂けるよう、地域に開かれた施設を目指していますので、出入口を施錠していません。システム導入前はスタッフが常に気を配り、精神的な負担がありましたが、導入後はスタッフの負担軽減や安心感に繋がっています。ただ、機械に頼り過ぎないように常に周囲には気を配るようにしています。

利用者様には手作りの袋にICタグを入れ、お守りとしてお渡ししています。当初は機械を持って頂くことに歯がゆさはありましたが、「お守りがあると安心する」と言って頂ける利用者様もいて、その言葉に救われています。

徘徊・離院検知(ボックスイレブン)