【プレスリリース】大阪・関西万博で展示した「被災者捜索システム」の製品化を本格始動

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平日 9:30-17:30

ヒヤリハンターOne

物流倉庫や工場で稼働するカウンターフォークリフト、リーチフォークリフト、そして普及が進むAGV(無人搬送車)・AMR。 それぞれの車両には特有の「死角」があり、従来のセンサーや目視確認だけでは防げない事故リスクが潜んでいます。 「ヒヤリハンターOne」は、RFID技術により「見えない場所にいる作業員」を検知し、接触事故防止をサポートする安全センサーです。

RFID接近検知システム「ヒヤリハンターOne」の製品イメージ

フォークリフト・AGV向け
接触事故防止対策「ヒヤリハンターOne」の特徴

ヒヤリハンターOneは、既存フォークリフトにも後付けしやすい一体型ユニットです。 低価格で必要台数から導入できるため、「まずは1台から試したい」という現場にも適しています。

高精度

  • カメラには映らない、死角に隠れた人も検知。接触事故のリスクを大幅に軽減。

簡単設置

  • 一体型になったことで、設置の手間が大幅に軽減。ネオジム磁石で簡単設置。

低価格

  • ヒヤリハンターに比べて、工場・倉庫でも導入しやすい価格設定。

フォークリフト・AGV現場が抱える「衝突リスク」と
「ヒヤリハンターOne」による解決策

カウンターフォークリフト

  • 課題:車体後方の死角が大きく、バック走行時の人身事故が多発。積荷による前方視界不良もリスクです。
  • 解決:ヒヤリハンターOneを車体に設置、RFIDタグを持った「人」のみを検知。ブザーと光でオペレーターに即座に知らせます。

リーチフォークリフト

  • 課題:立って操作するため、マストやフレームの死角に加え、狭い通路での「飛び出し」への反応が遅れがちです。
  • 解決:ヒヤリハンターOneの磁界技術は、狭い通路の角(ブラインドコーナー)の向こう側にいる作業員を、壁やラック越しに検知します。

AGV・AMR・自律走行ロボット

  • 課題:人とロボットが混在するエリアでの「飛び出し」「死角」リスクが増加。走行ルートの交差部や出入口付近での接触事故が懸念されます。
  • 解決:ヒヤリハンターOneを活用することで、AGV・AMR側で人の存在を事前検知し、警報と連携した安全運用が可能になります。

フォークリフト・AGV向け接触事故防止対策
「ヒヤリハンターOne」運用イメージ

簡単設置

一体型になったことで、設置の手間が大幅に軽減。ネオジム磁石で簡単設置。

RFID接近検知システム「ヒヤリハンターOne」設置イメージ
ネオジム磁石で設置

トリガー磁界でRFIDタグを検知

作業者が持つRFIDタグがヒヤリハンターのトリガー磁界に反応し電波を発信、リフトに設置した信号灯を作動します。AIカメラにはできない死角検知を実現、一般的なアクティブRFIDで問題になる警報過多を大幅に軽減します。

RFID接近検知システム「ヒヤリハンターOne」運用イメージ
ヒヤリハンターで死角からの飛び出しを事前に認識

【関連ページ】AGV・AMR・自律走行ロボットの安全対策

フォークリフト・AGV向け接触事故防止対策
「ヒヤリハンターOne」の導入効果

現場の安全性向上・リスク低減

死角にいる作業員も高精度で検知できるため、フォークリフトと人の接触リスクを大きく下げることが期待できます。警報により注意を促し、事故の未然防止に貢献します。

業務効率化

一体型・磁石設置で現場への導入がスムーズ。運用の手間や設置工事の負担を軽減します。機械で安全確認をサポートすることで、業務の流れがスムーズになります。

コストパフォーマンスに優れた安全対策

シンプルな一体型ユニットと低価格設定で、費用を抑えながら複数拠点にも導入しやすい。現場ごとの負担が少なく、安全対策の強化に役立ちます。

ヒヤリハンターの導入事例

フォークリフト接触事故防止対策の比較表
(RFID・AIカメラ・超音波の違い)

ヒヤリハンター
(セミアクティブタグ)
AIカメラ
(画像認識)
超音波/赤外線 一般的アクティブタグ
死角検知 磁界と電波を利用し、ラックや荷物の陰にいる人も検知できる。 見えている範囲の検知は得意だが、荷物などの遮蔽物の裏にいる人は検知できない。 進行方向の障害物検知が中心で、遮蔽物の裏にいる人は検知できない。 電波を利用し、ラックや荷物の陰にいる人も検知できる。
誤報のリスク 磁界IDで検知する車両(エリア)を特定でき、不要な警報を抑える。 学習状況や汚れ・逆光などの環境要因により、誤検知や見逃しが発生することがある。 人と荷物の区別が難しく、物体にも反応しやすい。 電波が届く範囲のすべてのタグに反応しやすく、検知エリアを絞り込みにくい。
悪環境への強さ 粉塵・暗闇・逆光など視界条件の影響を受けにくい。
※タグが金属に密着すると検知しにくくなる。
レンズの汚れや逆光・暗所で性能が低下しやすい。 センサ面の汚れや水滴などで性能が低下しやすい。 粉塵・暗闇・逆光など視界条件の影響を受けにくい。
※タグが金属に密着すると検知しにくくなる。
検知エリアの制御 磁界の強さで検知エリアを設定でき、必要な範囲だけを検知できる。 カメラの画角内は明確だが、死角との境界は設置位置や運用に左右される。 狭い範囲をピンポイントで検知する用途に向く。 電波が広がりやすく、検知距離や範囲を細かく限定するのは難しい。
電池寿命
省電力性(タグ側)
磁界を受けたときだけ送信する方式のため省電力。
使用条件によっては最長約3年の電池寿命を実現できる。
タグ不要。 タグ不要。 一定間隔でビーコン送信する方式が多く、送信間隔や電池容量によって電池寿命が大きく変動する。
高頻度送信では寿命が短くなりやすい。

RFIDタグのご紹介

小型タイプRFIDタグ

小型タイプRFIDタグ
Tag21

ブザー鳴動RFIDタグ

ブザー鳴動RFIDタグ
Tag32

フォークリフト・AGV向け接触事故防止対策
「ヒヤリハンターOne」の仕様

型番

  • MXRT-HT-N01

電源電圧

  • DC12~DC48V

トリガー発振周波数

  • 93.75KHz

受信周波数

  • 315MHz帯

アンテナ入力

  • 1

通信

  • Wi-Fi(2.4GHz帯)※設定モード時のみ

接点出力

  • 4出力(リレー)

動作温度範囲

  • 0℃ ~ +50℃
    ※動作温度範囲を超える環境で使用しないでください。ケースが変形し、浸水・故障の原因となります。

動作湿度範囲

  • 10%RH~90%RH(結露しないこと)

防水性

  • IP64相当

外形寸法

  • 210mm x 145mm x 60mm ※突起を含まない

質量

  • 約1.5kg(本体ユニット+ケーブル)

付属品

  • 専用信号灯(MXAL-HT-008)
  • 電源用ケーブル(ヒューズ付)

タグ(別売)

フォークリフト・AGV向け接触事故防止対策
「ヒヤリハンターOne」の検知距離

距離は目安です。設置環境によって変化します。
(最大5段階切替)

RFID接近検知システム「ヒヤリハンターOne」の検知距離

※Type-MのICタグを使⽤する場合、約3割程度短くなります。

ヒヤリハンターとの比較

本製品 ヒヤリハンター
用途 フォークリフト 重機、フォークリフト他
検知距離 最大9m(5段階切替) 小型タイプ:最大9m(6段階切替)
大型タイプ:最大14m(6段階切替)
トリガー トリガー内蔵 トリガー送信ボックス外付け
※最大4台まで接続可能
ネオジム磁石 位置可変 位置固定
オプション なし あり(人数表示、デュアル検知、キャンセルユニット他)
初期設定 ユーザーで設定 メーカーで設定

フォークリフト・AGV向け接触事故防止対策
「ヒヤリハンターOne」導入の流れ

  1. 01
    お問い合わせ
    安全管理に関する課題がありましたら、お気軽にお問い合わせください。
  2. 02
    ヒアリング
    現場の課題についてお伺いし、運用に合わせた提案をさせていただきます。
  3. 03
    トライアル
    2週間の無料トライアルで現場に合うかを判断していただきます。
    ※郵送料はお客様にてご負担いただきます
  4. 04
    ご注文
  5. 05
    設置
    必要に応じて専門の担当者が動作確認させていただきます。
  6. 06
    運用開始

フォークリフト・AGV向け接触事故防止対策
「ヒヤリハンターOne」FAQ

前後距離5m/7m/9m(最大5段階切替)
※検知距離は本体からの距離です。

※車種や環境(屋内/屋外、電源電圧、機器設置場所)により変化します。
※使用するタグの感度により変化します。

車両のバッテリーから取得可能です。

設置場所や用途に応じて、担当者がご案内・設置サポートいたします。

IP64相当です。

フォークリフト専用の製品です。

工事現場のような振動の多い場所ではヒヤリハンター高耐久をご使用ください。

わかりません。

人数表示が必要の場合はヒヤリハンターをご利用ください。

できません。

ヒヤリハンターは、タイでの電波法を取得しているためタイへの輸出は可能となります。

使用状況にもよりますが、最長約3年で、電池交換が簡単です。

ありません。ICタグが振動しても気づかないという声も多く、作業の邪魔にならない小型サイズを優先しています。

金属に密着・遮蔽しないように携帯します。ICタグは防水仕様です。ヘルメットがある場合はヘルメットへの装着を推奨します。
※ストラップを取り付けて首にかけることも可能

トリガー検知センサを使って、フォークリフトの通過時にだけ警報を鳴らすことができます。

別途タグチェッカーを使用します。Tag32はタグ本体で電池残量の確認が可能です。

本製品は、作業者が重機に近づくと警報を鳴らす、安全管理の補助装置です。作業者の安全に対する意識、日々の日常点検、定期的な機器の動作確認が重要です。本製品の使用および維持管理にはお客様の責任で運用して頂くことになります。

  • ICタグの動作・電池チェック(使用する前に必ずチェックすることを推奨)
  • ヒヤリハンターの動作チェック(磁界の大きさなど)

Tag32であれば、タグ本体からブザーが鳴るため、作業者へも車両の接近を知らせることができます。

フォークリフト・AGV向け接触事故防止対策に
マトリックスの「ヒヤリハンターOne」が選ばれる理由

高精度な一括検知・パイオニアとしての信頼性

マトリックスは、1993年にレース用非接触ICタグの開発に着手し、1999年に世界ではじめて製品化を実現したセミアクティブRFIDのパイオニアメーカーです。

弊社のセミアクティブRFIDシステムは、高い検知性能が求められる自転車レース計測技術をベースにし、トリガーID技術でより高精度になった他にはないRFIDシステムです。高速移動体や複数の人をハンズフリーで確実に一括認証したい時に最適な選択です。

【レースでの主な実績】自転車ロードレース(ジャパンカップ、ツアー・オブ・ジャパンほか)、マラソン・駅伝(大阪国際女子マラソン、全日本実業団駅伝〈ニューイヤー駅伝〉ほか)、競走馬調教タイムシステム、JKA 日本競輪学校 など。

自転車レース「スズカ8時間エンデューロ」の様子
高速で走行する選手のタイムを全て計測